地域社会での役割

地域社会での役割

地域と雇用

興亜エレクトロニクスは、地域の若者に雇用の機会を提供することに一定の役割を果たしてきました。一方で、地域の雇用環境は当社の創立当初と大きく変わっています。社会環境インフラの発展により、長男でさえ実家を離れ都会に出る傾向が強くなり、さらに少子高齢化によりふるさとそのものの消失が危惧されています。かつて地域崩壊の危機を救ってくれた創業者の想いに報いるため、私たちは将来においても地域と共に発展しなければなりません。それにはこの地域での雇用確保と維持が不可欠です。
現在KEC全6工場で、各々の工場所在地に居住する勤務者が約3割を占め、新野工場、南信濃工場においては、その半数近くが地域雇用者によって構成されています。

KEC従業員 住所分布

全6工場共に、各町村・地区よりの勤務者が、約3割を占める。また新野工場・南信濃工場に於いては、その半数近くが地域雇用者にて構成されている。

中学生とのものづくり授業、
高校生とのコラボ

最近の子どもたちは、ものづくりから得られる感動に触れる機会が少なく、技術離れの傾向もあり、地域からの雇用を継続・維持したい当社の将来にとっても不安材料になっています。そこで、好奇心旺盛な時期にあたる中学生を対象に、当社社員が学校へ出向てものづくり授業をしています。一人でも多くの子どもたちが、電気・電気の楽しさを知り、理工系の進路を選んでくれたらと願っています。
KOAファン拡大に向けた活動には、他にも飯田市のOIDE長姫高等学校とのコラボレーション企画があります。電子機械科の生徒と自動制御による駆動装置開発や、同校の戦隊ヒーロー「テックレンジャー」がショーで使用する武器装置の共同開発など、当社の技術メンバーが技術指導を行っています。

南信州民族芸能パートナー企業

南信州では各地で、神楽や盆踊り、人形芝居や農村歌舞伎、獅子舞など多様な民俗芸能が独自の文化として育まれ、脈々と受け継がれています。この貴重な資産をさらに未来へ継承すべく、当社は長野県の南信州民俗芸能パートナーシップ企業に登録しました。同制度に基づき、従業員の民俗芸能への参加奨励、休暇取得促進をはじめ、その保存・継承に対し協力・支援をしています。

くわしく見る

地域共生の取り組み

ふるさともここで暮らす人びとも元気になる、21世紀にふさわしい企業モデルを、私たちはこの南信州で創造していきます。地域で生きて働く歓びと誇りを、分かちあえたらと思います。

  • 「農工一体」のビジョンのもと、地域の荒廃農地を活用した農業への取り組みを行っています。

  • 地域社会や従業員の安全確保のためマスク作りも行っています。

  • 伝統文化である「わら細工」の継承にも一翼を担っています。

  • 南信州民俗芸能パートナーシップ企業に登録し、保存・継承に対し協力・支援をしています。